みなさんこんにちは!
未病リハビリセンターハレル上通り店の長倉です。
今回は「腓骨筋炎」についてお伝えしていきます。
足の外くるぶし付近が痛くなり病院へ行くと、
「腓骨筋炎です。安静にしてください」
「ストレッチをしてください」 と言われた経験はありませんか?
しかし、あなたの痛みはストレッチで改善しましたか?
痛みが軽減してもおそらく完治まではしていないと思います。
今回は、腓骨筋炎がなかなか治らない理由と腓骨筋炎に効果的なマッサージのポイントを3つご紹介致します。
腓骨筋炎とは?
腓骨筋炎とは足の外くるぶし近くに痛みを訴えることが多く、
以下の2つの筋肉が痛みを引き起こしている状態を言います。
[aside type="normal"]腓骨筋炎の原因になりやすい筋肉
・長腓骨筋
・短腓骨筋
[/aside]
腓骨筋炎になると、以下のような様々な動作で痛みが出現します。
[aside type="normal"]腓骨筋炎で痛みが出やすい動作
・歩く
・走る
・ジャンプ
・しゃがむ
[/aside]
痛みがひどくなると何もしていなくてもジンジンと痛みが出る場合もあります。
腓骨筋炎の原因とは?
腓骨筋炎になる原因としては大きく分けて2つに分けられます。
1、腓骨筋が硬い
2、過去に捻挫をした経験がある
腓骨筋炎の一般的な治療法
腓骨筋炎の一般的な治療法としては以下のような方法が挙げられます。
・マッサージ
・ストレッチ
・テーピング
・インソール
腓骨筋炎がなかなか改善しない理由
痛みを引き起こしている原因の腓骨筋をマッサージしてもなかなか改善しないことは多くあります。
なぜ痛みの原因の腓骨筋をマッサージしても改善しないのでしょうか?
考えられる理由は2つあります。
1筋肉のつながりを使ってマッサージができていない
2筋肉がほぐれても体の使い方が変わっていない
1筋肉のつながりを使ってマッサージができていない
腓骨筋をマッサージして改善する例はもちろんあります。
しかし、腓骨筋だけをマッサージしてもなかなか改善しない例の方が圧倒的に多いです。
今までは腓骨筋が痛みを引き起こしているため、腓骨筋だけが原因と考えられていましたが、実は腓骨筋と繋がっている筋肉や筋膜も痛みの原因になっていると分かってきました。
腓骨筋炎の人に効果的なマッサージのポイントとは?
1足の甲の外側
足の指を上にそらした時にボコッとでる筋肉をマッサージします。
2ふくらはぎの外側
すねの骨を三等分したうちの真ん中のエリアで、骨の後ろ側をマッサージします。
3ふくらはぎの内側
足の内側で、すねを三等分したうちの真ん中のエリア。骨の後ろ側をマッサージします。
上記のポイントを軽くマッサージしてみてください。
※マッサージを不適切な方法や自己流でやった場合、痛みが悪化したり効果が出な買ったりケースがあります。わからない場合はお近くの専門家にお尋ねください。
2筋肉がほぐれても体の使い方が変わっていない
腓骨筋や上記の繋がりを使った筋肉・筋膜を治療した後にやるべき必要なことがあります。
それは、正しい動きの学習です。
筋肉をほぐすと痛みは和らぐのですが、また悪い動きをすることで筋肉はすぐに硬くなります。
この悪循環を断ち切るためには、動きの学習をする必要があります。
例えば、助走からの踏み込み動作の際には股関節周りの筋肉を使って踏み込むことで効率よくかつ正確に踏み込み動作をすることができるのですが、
股関節周りの筋肉がうまく使えていないと足首周りの筋肉を頑張って使ってしまいます。
そういう場合はまず股関節周りの筋肉をうまく使えるように筋肉を整えたり股関節を使った踏み込み動作の学習をしたりすることで、足首にかかる負担を減らすことができるのです。
未病リハビリセンターハレル上通り店よりお客さんへの一言
[voice icon="https://wr.hareru.net/wp-content/uploads/2019/10/nagakura-225x300-min.jpg" name="長倉" type="l fb"]マッサージだけではなかなか改善しないことが多いです。しっかりと原因を見極めることが大事ですね[/voice]
今回は腓骨筋炎をテーマに、一般的な治療法ではなかなか改善しない理由についてお伝えしました。
「腓骨筋炎の治療をしてもらってるけどなかなか改善しない」「一時的にはよくなるけど痛みが再発する」などお困りの方はお気軽にご相談ください。
本日もブログをご覧いただきありがとうございました。