・片側性の腕の痛み連れがある。
・上肢の筋力低下がある。
・上肢の感覚麻がある。
その症状は「頸椎神経根症」が関係しているかもしれません。
頸椎症性神経根症について理解を深めるために、
「頸椎症」と「神経根症」に分けて考える必要があり、
頚椎症性神経根症で圧迫される神経根は、
頸髄の左右から横方向に分岐しています。
また、上肢や背中に伸びる神経根は
伸びた先の感覚や運動を支配しているため、
神経根にダメージが生じると
腕や背中の感覚や運動に障害が生じます。
もっとも多い症状は、
「痛みや痺れ」です。
このような症状の場合
悪化する原因としては
「首を過度に倒す、回す」
「重いものを持つ、担ぐ」などの動作となります。
つまり、もともと圧迫されている神経根に対して、
SNSで流行っているような音を鳴らす整体を受けることで、
一気に症状が悪化する可能性が高まる危険性があります。
本当にその治療が自分に合ったものか、
今一度見直すきっかけになれば幸いです。
神経根症の場合
内服と患部の安静や後述の運動療法で
数ヶ月以内に症状が改善します。
運動療法の目的としては、頸椎の力学的負荷を軽減することになります。
ご参考になれば幸いです。