膝の痛み

膝痛の原因、ねじれ

kamitoori-staff

膝は太腿骨と脛の関節である脛骨大腿関節、
膝のお皿と言われる膝蓋骨・大腿骨の膝蓋大腿関節のふたつでできています。

膝蓋骨を指標として、
10°以上捻れている場合、
これがいわゆる脛骨外旋アライメントです。

1つの関節で運動が起こると、隣接する関節も波及していくことを運動連鎖といいますが
運動が起こった関節に近い関節ほど影響が大きくなり、

膝の捻れの原因は
股関節、足関節といった上下にあるアライメントの影響を受けていることが多くみられます。

こういった捻れの状態は膝関節の不安定性と関連するといった報告があり、
静的支持機構の破綻が生じた結果、
痛みが発生する、といったメカニズムです。

要するに、
改善において膝関節や隣接関節の周囲の筋による
"動的安定化機構の機能改善"
が非常に重要となることが分かります。

また、解剖学的には
半腱様筋・半膜様筋の機能不全や
大腿二頭筋・腸脛靭帯のタイトネス、

腓腹筋内側頭のタイトネスや滑走不全が生じると
脛骨内側が前方に押し出され、

脛骨が外旋します。

ご参考になれば幸いです。

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