反り腰 坐骨神経痛 姿勢・歩行 慢性痛 腰痛 骨盤矯正

反り腰からくる自律神経の乱れ

kamitoori-staff

呼吸が浅くなることで
最も厄介になるのが生化学的な影響です。

生化学的な影響とは、
・ホルモンバランスの乱れ
・自律神経の乱れ
・酸素供給量の低下
・めまい、偏頭痛
・肩こり腰痛などの慢性疼痛
などが挙げられます。

そして日頃何気なく行なっている"呼吸"とは
単なる酸素と二酸化炭素の交換だけではなく、
姿勢、動作、精神安定、慢性疼痛などあらゆる体の不調を改善するために欠かせない運動となることを今回は解説します。

ひとまず呼吸において
吸う=交感神経
吐く=副交感神経
であることをご理解ください。

交感神経とは闘争と逃走反応と呼ばれ、
戦う時や逃げる時に使われる反応であり、自分の身を守るために体を緊張させることを指します。

副交感神経とは休息と呼ばれ、
身体が緊張せずリラックスできている状態をいいます。

この自律神経の当たり前のような調整が
呼吸機能に問題が生じている場合、ほとんどのケースで交感神経の抑制が上手くできずに副交感神経の働きが低下しています。

つまり、呼吸による自律神経の乱れにより
睡眠の質は落ち、消化機能は落ち、体の緊張は取れず、神経伝達も阻害され体は硬く、姿勢や動作は簡単に乱れていきます。

結果として慢性疲労から抜け出せなくなり運動をしなくなり、さらに体が弱くなるといった悪循環が生まれます。

ここで重要なのはいきなり高強度な運動を行わないこと。

例えば筋トレや長時間のジョギングなどです。
ただでさえ疲労から抜け出せない状態であるにも関わらず
体はどんどん交感神経優位となり、
上記の生化学的影響が悪化してしまうケースとなり得ます。

ご参考になれば幸いです。

  • この記事を書いた人

kamitoori-staff

-反り腰, 坐骨神経痛, 姿勢・歩行, 慢性痛, 腰痛, 骨盤矯正