お腹を引き締めたり、
体幹部の機能を向上しようと、
腹筋運動を反復するシーンはよく目にしますが、
ただ聞雲に追い込んでも、あまり効果的とは言えません。
週に数回ジムにて腹筋運動を行ったとしても、
日常生活でそれらの筋群を活用できていない状態では十分な筋の成長や機能の向上は難しく、
姿勢が悪いと腹部深層筋は弱化し続ける。という報告もります。
要するに、
随意運動(腹筋運動を意識的に反復する)よりも先に
不随意運動(姿勢制御)を改善し、
不随意の中で日常的に腹筋群が働く環境を作ることこそが
最も最良となるプログラムとなることを理解しておきましょう。
それでは姿勢改善に必要なエクササイズとはなんなのか。
姿勢改善には、全身に張り巡らされた、身体の様々な感覚受容器の適切な活性が最重要項目であり主に「体性感覚」「前庭感覚」『視覚」の働きが欠かせません。
姿勢や運動を感知する体性感覚情報が中枢神経系で処理され、四肢や体幹の関係が重力とバランスをとるように全身の筋肉を調節する司令を出します。
要するに、
まずは体性感覚に多種多様な刺激を提供し、姿勢を改善、今回のテーマである腹筋が働きやすい状態を目指すことが重要です。
この際深部感覚の評価が必要ですが、
基本的に「筋収縮感/筋伸長感」が出ることで体性感覚の向上につながり、自己所有感の向上、姿勢改善、筋緊張の緩和、疼痛緩和も期待できます。
筋収縮感が出てこない場合は、他の感覚システム(視覚や前庭覚)を活性し、一次体性感覚野を活性してから再度トライしましょう。