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筋トレしても動きが悪い理由

kamitoori-staff

整体やマッサージなどの徒手的アプローチや、
単なる筋トレを行なっていても、
根本的な姿勢の改善は難しいものです。

関節の可動域制限や姿勢不良に対して、
ストレッチや整体などを行い一時的に改善したとしても
すぐに元に戻ってしまうことは
よく経験されるのではないでしょうか?

私たちの姿勢や動きは
身体の内部状態と外界との関係を
3つの感覚系(視覚/前庭覚/体性感覚)が検知し
中枢神経系が感覚情報を統合され、
目的に見合った運動指令により筋活動を調節することで
達成されています。

またその感覚情報は
それぞれが互いを補い合っています。
例えば
暗間では視覚情報の関与は小さく、
体性感覚や前庭感覚の貢献が大きくなります。

一方で柔らかいサーフェスの上では
足部まわりの体性感覚情報が必ずしも正確な重心位置を伝えることができないため、
視覚や前庭覚の貢献度が高くなる、依存が高くなるとも言えます。

つまり、アクティブに動くための条件を整えるうえで
受動的なアプローチ(整体など) の有用となるケースは
十分に考えられますが、
神経の過疎的変化を起こすためには、
必ず能動的なプロセスを提供していく必要があり、
あくまでも整体や、単なる筋トレは
姿勢制御機能を鍛えているわけではございません。

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