まず、股関節を動かすためには、
1.腰椎/骨盤帯が安定していること、
2.大腿骨を動かすための筋力が十分であること
が前提条件です。
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つの筋の総称で、
腸骨筋:股関節屈曲初期に優位に活動
大腰筋:股関節前面を圧迫することで関節安定性を高める
役割を担っています。
また、
腸腰筋の筋力低下や筋収縮不全が生じると、
大腿直筋、大腿筋膜張筋や縫工筋の過剰収縮により
股関節屈曲運動を代償します。
これにより、
太ももの張りが生じたり、
股関節周囲筋の収縮バランス不良が生じ、
"痛み"の信号が出現します。