・骨盤が歪んでいるから腰痛になる
・骨盤が捻れているから腰痛になる
そもそも骨盤矯正といった医学用語は存在しません。
理由として、
歪みの評価や施術内容に一貫性がないからです。
また、
体の左右の不均衡や捻れ、歪み
といった言葉は
皆さんにとって関心が高いテーマかと思いますが、実際のところ「体は本来ねじれている、歪んでいる、左右非対称」であることが正常です。
腰痛と骨盤の関係性についてですが、
腰痛のない120人を対象にした研究では
男性は9%、女性で18%が骨盤の傾きが正常と判断され、
残りの91%の男性、女性の82%は骨盤が前に傾いている、あるいは後ろに傾いていると報告され、
骨盤の傾斜と腰痛は相関関係がないことが明らかにされています。
結果として、
腰痛のマネジメントとして有効といえるのは
動作と運動制御の評価に基づく介入であり、
腰椎の動作をコントロールできることが、
腰痛の改善に有用であり、運動療法を優先的に行うべきであることをご理解ください。
これらの施術前後画像は骨盤を矯正したことで腰痛が治ったわけではなく、
腰痛を改善させるためのアプローチを行なった結果、
骨盤位置や背骨の位置が左右対称に近づいた、ということになります。