「膝には腫れがないのに痛いのはなんで?」
腫れとは炎症が起こっている時の現象として起こる症状です。
膝の痛みを抱える方でも多くの方は、膝の炎症から腫れが出ていることが多いです。
ただ一部の方は腫れがなくても、痛みが出てしまっている方もおられます。
そう言った方はどんなことが考えられるのかを解説して行こうと思います。
腫れがない場合の膝の痛みへの対処法は?
腫れがない場合の膝の痛みは、炎症を緩和させるためのアイシングなどを行う必要はありません。
そう言った物理療法は行わずに膝関節の捻れや膝蓋骨(膝のお皿)・半月板の動きの悪さ、神経痛が原因となってしまっていることが多々あります。
特に膝の後ろに痛みを感じる場合はこう言った膝の内部の組織が原因になっているケースが多いので注意しましょう。
また内転筋や縫工筋と言った膝の筋肉を収縮させると痛みが出てくる場合は、伏在神経の影響も考えられます。
この様に膝の痛みの原因は自分での判別が難しいです。
長引く場合は専門家に一度チェックしてもらった方が具体的な要因が分かるので一度問い合わせてみてください。
膝が腫れなくても痛みが出るのはなんで?
膝の腫れがないと言うことは、激しい炎症症状は起こっていないということになります。
ではどんなことが考えられるのでしょうか?
1:関節の動きの悪さ
そういう場合では先ほどにも書きましたが、痛みの原因は一時的な膝関節の動きの悪さが原因になっている場合があります。
ただそのまま放っておくと徐々に膝関節の負担が強くなり、炎症症状が出てくる様になります。
なぜなら膝関節の負担が強まり、関節の中の軟骨がすり減ると炎症を引き起こす物質が発生して腫れに繋がるのです。
2:神経痛の可能性
変形性膝関節症と間違われやすいのは、「伏在神経」の圧迫による痛みです。
この伏在神経は膝の内側を通る神経なのですがこの神経は筋肉が硬くなることで圧迫され痛みが出現します。
その様な痛みを解消するためには、関連した部位の筋肉の柔軟性を取り戻すことが必要になります。
まとめ
腫れがなくても膝の痛みが出ている場合に考えてもらいたいことは、
・関節や半月板の動きの悪さ、神経痛が原因なことが多い
・いくつかの鑑別方法を使って原因を見つけていく必要がある
もしあなたの症状の原因がはっきりしないのであれば、一度専門家のチェックを受けてみてはどうでしょうか?