「運動した方がいいと言われたので膝が痛いけど頑張って歩いています。」
ということをよく聞きますが、それって膝の痛みを悪化させかねないので一旦待つようにお伝えします。
多くのケースで運動を進められる時って、痛みがひどくて動けなくなって活動性が下がった人に対してのアドバイスのことが多いんですね。
ただこれって「痛みの原因を考えずに行なっているケース」がほとんどです。
残念ですが、結構多いケースなので知っておいて下さい。
炎症がある時は運動よりもアイシング
実際に、膝がパンパンに腫れて赤くなり何もしなくても痛い”炎症”の状態がひどい人の場合だと、逆に痛みが悪化する原因になります。
こう言った場合は運動よりも、アイシングや循環を良くするなどの対処方法を選択すべきです。
炎症が治ったら”痛みがない”運動をすること
逆に腫れは少なくて赤みもない、”炎症”状態が通り過ぎて慢性的な状態になった方は運動しても大丈夫な時期に入ります。
ただこの場合も、痛みがある中で無理してしまうと膝の関節が炎症を起こしやすくなってしまうので"痛みがない範囲で行う”というのが最低条件です。
写真の様にプールで歩いたり泳ぐなどは膝関節の負担も少なくおすすめですね。
動かないことのリスク
こういうことを書くと痛みがある時は運動しなくていいんだ!
じゃあ自宅でジッとしておきますね…と誤解されてしまう方もいます^^;
ですが、ちょっと待って下さい!
ベッドの上での安静状態では、1日約3%、1週間で20%もの筋肉低下が起こると言われています。
これは入院患者さんの話ですが、自宅でも安静にしすぎると同じ様なことが起こり得ます。
ですので、なるべく早く痛みがなくできる運動を始めるのが大事になります。
まとめ
もしあなたが膝の痛みがあって運動を勧められている場合、痛みを無理して行なってはいけません。
自分の膝が痛まない動きをまず知って、その動きから練習していきましょう。
具体的なトレーニングについては、個人で異なりますので必ず我流ではなくて専門家のアドバイスを受けるようにして下さいね!