歩行は胸郭の回旋とそれに伴い
Arm swing(腕の振り)があることで
相反交互運動として運動効率の良い動作が遂行されます。
そして、
歩行に違和感を感じられる方に共通して多くみられるものが
"回旋動作の不足"です。
なぜ、回旋動作が不足するかといった問題ですが
胸椎右回旋時には
右肋骨の外旋、左肋骨の内旋が起こります。
例えば
左肋骨の内旋に制限がある場合は、
胸椎の右回旋に制限が起こるという事になります。
つまり肋骨内旅能力の低下は
歩行に影響を与え、
重心移動に影響を与え
太ももの張りや推進力の低下から
歩くだけで疲れやすい体になってしまうことが分かります。
現代、
姿勢不良や筋活動性の不足、呼吸過多により
肋骨の内旋動作に不備が生じている方がほとんどです。
ご参考になれば幸いです。