扁平足とは、
足の裏にある土踏まずが潰れ、足裏が平らになった状態です。
扁平足において、何らかの原因により
距骨下関節が過回内(うち倒れ)しすぎてしまった足を
過回内足・オーバープロネーションと呼びます。(結果として扁平足を伴いやすい)
距骨下関節過回内に伴い、
距骨は内旋・内転・下制、
下腿は内旋、大腿骨は内旋、骨盤同側は下制・前方回旋・前傾
の位置どりとなり、
オーバープロネーションのような足の状態では、
本来以上に筋肉や体の他の部位に過度な負担を強いることになります。
このような状態が長期にわたると、体への負担が増えていき、
結果として、
足だけではなく足首、膝、股関節、腰ひいては肩、背中そして首などにも影響が出現するのです。
こういったオーバープロネーションに対してアーチを形成すれば問題は解決するのか?というとそうではなく、
「形を作る」のではなく、「動きを作る」という捉え方が大切となり、
要するに、
単に土踏まず部分をもちあげるようなサポートが良いというわけではなく、
プロネーションを許し、
再びアーチを作り出すといった動的安定性の獲得が重要です。
ご参考になれば幸いです。