結論
姿勢を改善するうえで大切なものは筋肉や運動の種類はそこまで関係はなく、
重要視すべきは「身体知覚」であることを理解しましょう。
身体知覚とは
「表在・深部感覚から入力された情報を、
視覚など他の感覚情報と統合させ、自身の身体の部位や身体の運動を正確に知覚し認識する能力」と定義されます。
「体性感覚・前庭覚・視覚」といった感覚的栄養が日常的に不足している方では、この身体知覚が乏しく、
自分の体をうまく把握することができなくなっています。
身体知覚が乏しくなると脳は「危険」と判断し、
体の緊張が高まったり、痛みを出したり、
結果として反り腰や猫背といった不良姿勢が出来上がります。
そしてこういった感覚システムのミスマッチが大きければ大きいほど、自己主体感は低下し、痛みや姿勢、動作に歪みが生じます。
要するに
筋力や柔軟性の向上ではなく、身体知覚の向上(体のセンサーを働かせること)が、姿勢改善につながるのです。
「自分が今どんな姿勢をしているのか」
「各関節がどんな位置にあるのか」
身体知覚を向上し、
ボディマップのズレを修正するためのエクササイズプログラムを行うことで姿勢改善につながります。
ご参考になれば幸いです。