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足が捩れる根本的な理由

kamitoori-staff

股関節は元々前に捻れているもので、
その角度を前捻角と呼びます。

股関節は上から見ると約10~20度前方に捻れており、

この前捻角は
正常角度から逸脱している方も多く存在し、
角度が高いものを「過前捻」、低いものを「後捻」と呼びます。

前捻角が正常範囲から逸脱すること、
つまりは「過前捻」か「後捻」で
股関節の正常な可動範囲も
また異なってくることが非常に重要になってきます。

具体的に
前捻角が大きいと
他動的な股関節内旋可動域が大きくなり、
股関節外旋可動域が小さくなります。

こういった過前捻は、
つま先が少し内側を向くことがその人の正常な位置となります。

逆に、後捻が強い方はつま先が少し外側を向く状態となります。

つまり股関節内旋+外旋の可動範囲は制限や左右差がなくとも、
前振角の影響を大きく受けている可能性が高く
前捻角が大きい場合(女性に非常に多い)
股関節伸展位では寛骨臼に対して大腿骨頭の求心位を得るため、
股関節は内旋位で支持するケースがほとんどです。

"股関節の外旋が出ないからストレッチを頑張る"
といった方は多いかもしれませんが、
そもそもの骨的な先天的要素かもしれない。
ということ。

むしろ前捻角を把握することなく無理やりストレッチングや
外旋可動域を有するエクササイズを行うことで、
障害リスクが高まる事になる。
ということです。

股関節が内旋し、いわゆるXO脚に悩んでいるという方は、前捻角が大きいから。という理由かもしれません。

その場合はストレッチによる改善の余地はなく、
筋バランスの是正がメインとなります。

ご参考になれば幸いです。

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