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症状が変わらない理由

kamitoori-staff

そもそも姿勢とは、
感覚情報(体性感覚・視覚・前庭覚)
を頼りに複雑な神経調節がなされ、運動器を受動的、能動的に制御することで保たれています。

そして身体知覚とは
「表在・深部感覚から入力された情報を、
視覚など他の感覚情報と統合させ、
自身の身体の部位や身体の運動を正確に知覚し認識する能力」
のことを指します。

つまり「体性感覚・前庭覚・視覚」といった
感覚的栄養が日常的に不足している方ではこの身体知覚が乏しく、自分の体をうまく把握することができなくなっています。

そして脳は、身体知覚に問題が起こると「危険」と判断し、防御反応を起こします。

この防御反応が
交感神経の上昇(呼吸量、心拍数増加)、
筋緊張の増加であり、

その結果として姿勢不良、慢性痛、慢性疲労、可動域制限などの症状が表面化するわけです。

つまり単に筋力や柔軟性の向上ではなく、
様々な感覚的栄養を取り入れ、身体知覚を向上させることが姿勢改善につながる。ということです。

ご参考になれば幸いです。

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