ヨガ、ピラティス、スクワットを反復することで
その動作のスキルが向上することは間違いないですが、
ピラティスやヨガを反復するだけで、
「ボディラインを整える」「脚を引き締める」
という目的が達成されるのかというと決してそんなことではありません。
要するに
ピラティス、ヨガ、ウエイトトレーニングのスキル向上が
そのまま、
ボディラインや歩行のメカニクスに影響するかといえば
議論の余地があるということです。
歩行とは主にCPG「Central Pattern Generator」といった無意識下での運動パターンで支配されており、
歩行、呼吸などのリズミカルな運動を作り出して
上位の中枢や末梢からの感覚入力なく運動を生成できるという特徴があります。
歩行時にCPGを賦活させる条件の1つが股関節の伸展可動域であり、
潜在的に立脚後期が作れるだけの関節可動域や筋群の働きを有しているか?
早期に見極め介入することが自動的な歩行制御、
つまり「脚痩せ」において有意義な取り組みといえます。
また、
推進力を生み出すために最も大切なのは
股関節伸展可動域であり、
その可動域が十分でなければ下腿三頭筋の筋力は十分に発揮されませんので、
やはり優先順位として
股関節伸展可動域の確保が重要となります。
ご参考になれば幸いです