・慢性的に首が凝る..
・慢性的に首が痛い..
頸部痛を有する約60%の患者は、
ストレートネック(FHP)を呈しており、
頭の重さが良肢位患者と比較して3.6倍になると報告されていす。
また、頚椎の生理的弯曲が失われることで
頚椎周囲の筋バランスは破綻し、首周りのこわばりや鎖骨の可動性低下を引き起こし、
猫背、首こり、二の腕のたるみ、眼精疲労などの主要因となります。
アライメントとしては
”FHPは上位頸椎および上位胸椎の運動性の低下、並びに下位頸椎の過剰な可動性の増加が生じる”
といった報告や、
”頸部痛を有する前方頭位姿勢患者に対する上位胸椎関節
モビライゼーションおよび胸椎可動域運動の介入は、
上位頸椎椎間関節モビライゼーションおよび頸椎安定化運動の介入と比較して、
頸椎伸展可動域、頭頸部矢状面姿勢、頸部痛、頚部痛由来の日常生活制限、および症状改善に対して、短期的に有効であることが示された”
といった報告から、
頭頸部だけのアプローチではなく、
胸椎を中心に隣接する関節の影響を考慮し解釈したうえで
効率的な動作と安定性を生み出さなければ効果は得られないことが推察できることをご理解ください。
ご参考になれば幸いです。