姿勢・歩行 慢性痛

呼吸機能から紐解く、姿勢改善

kamitoori-staff

呼吸は本来、無意識に行うものであり、
自分の呼吸について深く考えたことのある人はあまりいないのではないでしょうか?

人は、
生きているかぎり常に呼吸しており、
その呼吸法が健康を促進してくれることもあれば、健康を妨げる要因になることもあります。

前提として、姿勢は脳が制御しているものであり「筋力
や筋肉の長さ」によって形成されているものではございません。

要するに
姿勢を改善したい場合において筋トレやストレッチだけでは理論的に難しいという事です。

また、
姿勢と呼吸の関係は強く、
姿勢不良では呼吸機能の妨げとなり、
呼吸機能が悪ければ姿勢不良となってしまいます。

正しい呼吸に必要となるのが
横隔膜によるアーチ(ZOA) の形成です。
慢性的緊張によるZOAの消失は腰の反りを誘発してしまいます。
ZOA:「息を吐いた時の横隔膜のアーチの頂上から
息を吸った際に平らになるまでの動く範囲」

Z0Aは肋骨の形状に依存し、肋骨が閉じた時に横隔膜は正しく上下動し(ZOAが大きい)適切な呼吸が生まれます。

つまり横隔膜は腰椎にも付着することから、
適切な背骨のS字カーブと肋骨が閉じた状態で初めてZ0Aは最大化します。

反り腰、猫背といった姿勢不良から
慢性痛など身体の不良までお悩みの方は気にしておくべき点であることをご理解ください。

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