足関節は二足歩行のヒトにおいて、
ほぼ全体重を支える役割を果たしており、
主に力を伝達したり、
バランスを保ったりする能力を備えています。
研究において、
“足関節障害において体幹筋群、股関節外転筋群、 伸展筋群の筋力低下や神経筋コントロールの不足が関与する”
と報告され、
足関節障害と体幹や股関節の機能不全との相関性が認められています。
またこのように足関節の影響で股関節の機能不全が起こることで
脚の一部分にストレスが集中し、筋肉の張りが起こることは理解できるかと思います。
姿勢不良にも様々なパターンが存在しますが、
最も足首に影響を与える姿勢制御パターンは
"大腿骨の真上に骨盤と胸郭が乗っていない"状態であり、
改善には胸郭と骨盤のリポジションが重要です。
また、
足関節に直接的な要因がなくとも、
その他の姿勢不良などが波及した結果として
足部に影響を与えている可能性も考慮し
局所だけではなく、
全身のアライメントが足首にどう影響を与えているのかという、多角的な視点が必須です。
ご参考になれば幸いです。