外反母趾というと、
指の付け根が横に広がっているというイメージがありますが、
それだけでなく捻れも伴っています。
また、外反母趾の代表的な症状は突出部の炎症ですが、
"痛みの程度は変形の度合いに比例しない"
といった報告が多いのも特徴です。
変形が強いほど痛みも強いわけではないのです。
運動療法はある程度進んだ外反母趾にはかえって悪影響を与えることになるといった報告もあり、実施する際は注意が必要となります。
しかし軽度の外反母趾で比較的軽い外反母趾では
外反角の改善が期待でき、
また中程度以上の外反角が大きい外反母趾でも、
外反角の更なる悪化の予防や外反母趾による痛みやしびれなどの症状の改善効果が得られた症例の報告もあります。
外反母趾の発症には
様々な要因が関与していると考えられているので、
その予防にはそれらの要因から足を守ってあげることが大切です。
具体的に足部の筋力の強化や足趾ストレッチを行い関節の拘縮を予防とインソールの併用が有用です。
正しく理論的に咀嚼し、予防としてもセルフケアは行う必要があります。
ご参考になれば幸いです。